フルタイムで働くママのスケジュール術

時間管理

あれもこれも、と体力の限界まで動き回っている働くママ。
ここでは日々の忙しさが解消され、自分のためにも時間を使えるようになるスケジュール術をご紹介します。

 

スケジュールを確認する

「忙しい、忙しい」と言いながら、気づけば1日が終わってる。そんなことはありませんか?

私もフルタイムで働いていた頃は、とにかく毎日があっという間で、やることも盛りだくさん!頑張っているのに洗濯物の山が残ってる、なんて日々を過ごしていました。その頃は「忙しすぎて時間がない」とばかり思っていたけど、手帳を使ってスケジュールを見えるようにしたら、それが解消されたんです。

働くママが忙しい毎日から解放される時間術の初めの一歩は、今の時間の使い方や抱えている作業量などを知ること。
毎日どんなルーチンがあって、それぞれにどれだけ時間を割いているのか
割り当てている時間のバランスは自分にあっているか
やらなくてもいいことに時間を使っていないか
これらを踏まえて現状を把握していきましょう。

 

時間の使い方

毎日忙しく働くあなたは、自分が1日24時間を何にどのくらい使っているのか、知っていますか?

1日の中で家事のための時間、子どものための時間、仕事のための時間、自分のための時間、睡眠時間にそれぞれどのくらい使っているのかを知ることから始めましょう。

これまで記録としてとっていなかったなら、手帳やノートを使って記録していきます。
感覚的にはわかっているかもしれませんが、目に見える形にすることでより明確になります。

すでに手帳などに書き込み、記録を撮っているなら、そこから1日を10として、それぞれがどのくらいの割合になっているのかを見ていきます。

このように何に時間を割いているのかが見えると、漠然と「忙しい」と思っていた状態から、「なぜ忙しいのか」がわかるようになってきます。

また、時間の使い方やバランスへの満足度も見てみます。
これまで「時間がない」と漠然と不満に感じていても、もしかしたら自分にとってはいいバランスだということもありますし、今まで特に不満はなかったけど、思った以上にアンバランスで見直したくなるということもあるかもしれません。

どちらにしても、現状を把握することで気づくことができ、必要に応じて変えていくこともできます。

ToDoの量

次に抱えている作業量を確認しましょう。これは日々のToDoとも言えるものです。仕事についてのToDoはもちろん、家事や子どもとのやりとりも把握します。

例えば
・朝食を作る
・洗濯物を干す
・子どもを保育園に送りに行く
・宿題を見る
・子どもをお風呂に入れる
といった、日頃当たり前に行っていることも全て書き出してみます。

それを見ることで、あなたが1日に抱えている作業量を知ることができます。多くの働くママは、相当量の作業を抱えている中でさらに作業量を増やそうとすることはあっても、減らすことはありません。

それはどこかで「減らすことはできない」「どれもやるべき大切なこと」と思っているからかもしれません。
でも、こちらも見える化をすると疑いを持ってみられるようになることがあります。
「これは毎日やらなくてもいいかも」
「これは夫にもできるかも」
「これは子どもに教えたら自分でできるようになりそう」
そう思えるものがあれば、それだけで作業量が減るかもしれません。

 

得意なことと苦手なことを知る

私たちは誰でも、時間の使い方や作業の進め方について、自分なりの「やりやすい方法」を持っています。

それは朝型・夜型という違いもあれば、得意な家事、苦手な家事の違いもあります。また、時間の使い方にも違いがあるのです。

あなたが得意なもの、苦手なものを知っておくことで、無理ないスケジューリングが可能になります。

時間の使い方のクセ

働くママの時間管理術って、「朝の時間を有効に使いましょう」と書いてあるものも多いけど、そもそもそれが得意な人と、苦手な人がいます。俗にいう「朝型人間」と「夜型人間」ですね。また、体調などによっても早起きしたくてもできない人がいるのも事実。あなたが朝に強いか、夜に強いかは、時間管理の上でも重要なポイントです。

また、「時間を有効に使いたい」「スケジュールを立てるのが好き」という人もいれば、「決めるのは苦手」「臨機応変にいきたい」という人もいます。
前者は予定通りにやることで頑張れたり、達成感を得ることが好きな人が多いようです。一方後者は、決めすぎることで「やらなければいけない」と窮屈さを感じたり、「できなかったらどうしよう」という不安を感じやすいようです。

あなたはどちらのタイプですか?

そこから有効に使えそうな時間帯を絞ったり、作業の割り当ての時間を変更したりすることもできます。

 

得意な作業・苦手な作業

日々のToDoの中にも得意なものと苦手なものがあると思います。

基本的には、得意なものは頑張らなくても当たり前にできることが多く、精神面でも時間でも負担を感じにくいのですが、苦手なものは時間がかかり、さらに頑張ってやっているので気持ちの面でも負担を感じやすいものです。

ここでも、あなたが何を得意とし、何を苦手としているかを知っておくことで、かける時間や頻度を調整することも可能になります。

得意・不得意というと、家事や仕事をイメージしやすいかもしれません。でも、実際は子どもとの時間の中にもあります。一緒に遊ぶ、宿題を見る、お風呂に入れる、寝かしつけなど、子育てに関しても得意・不得意はあります。

自分の得意・不得意を把握しておくことで、何にエネルギーを注ぐのか、優先順位をどう決めるのか、といったことに役立てられます。
どうしてもやらなくちゃいけないけど、あなたにとって苦手なことであれば、何も考えずにいたらどんどん後回しにすることも考えられます。
でも、それを後回しにすることで苦しくなるのなら、あらかじめ優先順位を高くしておくことことで、後回しにできない環境を整えることもできるのです。

 

時間の有効活用

どんなに良いとされる手帳術や時間管理術も、自分の生活スタイルや得意・不得意がわかっていなければ、続けることができません。

ここまでで自分のことがわかったからこそ、具体的な時間管理法を使ってスケジューリングし、時間を有効に使うことができます。

ToDoを書き込む

仕事に関してはToDoを書き込むことは多いかもしれませんが、ここでは1日のスケジュールをToDoも含めて全て書き込みます。可能であれば、手帳のバーチカルで時間を決めて書き込むと漏れが少なくなります。

ここで書き込むのは『必ずやること』というのがポイント。
「やれたらいいな」
「頑張ったらできるかも」
と思うものまで入れるのは NG です。

というのも、このToDoリストに書いたものができない、毎日翌日に持ち越すリストがある、というのは自分に小さなバツをつけるきっかけになりやすいから。
ToDoを書き込む目的は
1)やるべきことのやり忘れを防ぐ
2)小さな達成感や充実感を得る
です。

仕事面ではしっかり管理しているママも、いざプライベートになると細かなものが抜けがち。
1日中、頭も神経も使っているからこそ、記憶は手帳に任せましょう。
「子どものノートを買う」「〇〇さんにメールの返信をする」といった小さいけれどつい忘れがちなものも書き込んでおくことで、「あー!忘れた!!」ということがなくなります。

 

ハードルを下げる

ここで頑張り屋の働くママたちは思います。
「えっ?こんなんじゃ結局今までと同じになっちゃう」
でもね、初めはハードルを下げることが大事。

だって、いきなり頑張りすぎたら、どこかで必ずしわ寄せがきます。
ここでお伝えしているのは、無理せずに時間を有効に使えるようになる方法
だから初めから飛ばしたりはしない。だけど、続けていたらいつの間にか、以前より自分のために使える時間や家族のために使える時間が増えたり、1日にできる作業量が増えていることに気づきます。

ここでハードルを下げるポイントをお伝えします。

スケジュールやToDoを書き込む時、ついつい全部を一気にやろうとしがち。
例えばやりたいことの中に「ブログを書く」というものがあったら、ToDoにそのまんま「ブログを書く」と書いてしまう。

これ、ハードル高くないですか?
「全然!だって、30分もあれば書けちゃうし」という人はいいんだけど、多くの人は「ブログを書く」前に「ネタを考える」「話の流れを考える」「サイトを開く」「書く」というような流れがあるはず。
ということは、ToDoを書く時にもこうした段階を入れていく方が時間が決めやすい。

「ネタを考える」だけだったら、歯磨きしながらとか、電車に乗りながら、というように、何かのついでにできるかもしれない。
「サイトを開く」になったら、少し落ち着く場所の方がいいから、そのための時間を取った方がいいかもしれない。

こうやって一つのToDoも細かく分けると、一つ一つのハードルが下がります。
こなせないToDoがあったら、ハードルを下げられないかをチェックしてみましょう。

また、家事や子育てのハードルを下げることもできます。
あなたの中で「これだけはやらないと」「これは守らないと」と思っていることは何ですか?
もしかしたらそれもハードルを下げられるかもしれません。

例えば「9時には子どもを寝かせなきゃ」と思っていることで、帰宅後が慌ただしくなり、そのまま疲れて寝落ちしてしまうなら、時間を少し遅らせてもいいとすることもできるかもしれないし、夜の家事を一つ減らすこともできるかもしれない。

こだわりたいところにこだわる分、妥協できるものを見つけて妥協することでバランスを保つこともできます

習慣にする

ここまでを2週間くらい欠かさずやっていると、習慣になってきます。
すると、最初は面倒だと感じていたり、時間がかかっていたことが、そうでもなくなっていることに気づくと思います。

同じように、やりたいのにできないことも小さなステップを習慣にしてしまえば、意外と1日の中で自然にできるようになります

習慣にするにもやはり、ハードルを下げることが大事。
「1日に1時間、本を読む」という時間を確保したい人が、いきなり1時間をどこかで取ろうと思ったら、睡眠時間を削るしかなくなるかもしれません。
でも、「読みたい本を常にデスクに置いておく」とか「1日に1ページ本を読む」という程度ならどうですか?1時間よりよほどハードルが下がり、やりやすくなります。

また、習慣化したいことは「記録しておく」ことも効果的。
だからこそ、ToDoも手帳などに書き込むことをお勧めしていますが、習慣にしたいことが日々どれくらいできたかを記録しておくスペースや用紙を用意しておくと、習慣化しやすくなります。
できたら◯、できなかったら空白、できなかった日の分もできた日は◎など、ぱっと見て進捗状況が分かり易いと、続けやすくなります。

大事なのは、できない日も「やろうと思った自分」や「そこまでやった自分」「次にリカバーした自分」にマルをつけてあげること
(だから、できなかった日にもバツはつけません)
それまでできなかったことをしているのだから、いきなり100点を目指す必要はありません。トライしているあなた自身を愛おしく思えたら、あなたの自分らしさにつながります。

 

 

忙しいママのための時間術、いかがでしたか?

「もっと具体的に自分にあった方法を知りたい」
「これ以上ハードルを下げられない」
「そもそも習慣化が苦手」
という方は個別にご相談を受けています。

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