「自信がないからできない」
そんな言葉を聞くことがあります。
自信って、できるかどうかではなく、自分への信頼。
ことの次第にもよりますが、
「失敗しない自信」とか「成功する自信」があるとしたら!それは過信かもしれない。
自分を信頼している人は、成功するか失敗するかを心配していません。
どちらに転んでも大丈夫。
そんな風に、自分の生きる力を信じることを『自信』というなら、
それさえあれば、未来を想像して不安になることも、
社会の大多数の意見に流されることもなく、
自分の人生の舵取りを自分で行うことができます。
とはいえ、すでに自信がない人はどうしたらいいのでしょう。
今回は、誰でもすぐにできる3つの方法をお伝えしています。
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口ぐせを変える
まず一つ目の方法は、『口ぐせを変える』です。
私たちは1日に5〜8万回、自分と対話しています。
内的会話とも言われるもので、頭の中で自分に問いかけたり、言葉をかけたりしています。
そしてその8割はネガティブなものだと言われています。

私たちの脳はイメージと現実の区別がつかないので、頭の中で湧いてきた言葉も、実際に誰かに言われた言葉も、どちらも『事実』だと思いこんで受け取ります。
でも、考えてもみてください。
1日のうち12時間もネガティブな言葉を浴びていたら・・・
自信がなくならない方がおかしいと思いませんか?
そして、この内的会話は自分では気づかないことがほとんど。
だから無意識のうちにネガティブなシャワーを浴びていることになるのです。
この状態から抜け出すだけでも、自分への信頼度、自信は大きく変わります。

そのためにまずは、望ましい言葉を口癖にしましょう。
あなたはいい気分の時ややる気が満ちている時、どんな言葉をつぶやくでしょう?
きっと「あ〜、どうしよう」なんて言うことはないと思います。
私なら「いい感じ♪」「やった〜」「うれしい」「しあわせ〜」といったところでしょうか。
こうした言葉を意図的に『なんでもない時にも言う』だけで、脳は「今はいい気分なんだ」と騙されます。

特に気に入った言葉がないなら、気に入っているフレーズや心落ち着く言葉もいいですね。
また、長い言葉では難しく感じるので、短い一言を何度も言う方が脳は影響を受けます。
1万回を一つの目安にするといいそうですよ。
感謝をする
感謝をする人ほど幸福度が高い、ということはアメリカのインディアナ大学やカリフォルニア大学の実験結果で明らかになっています。
インディアナ大学の実験では、日常的に感謝の手紙を書いて送るだけで、メンタルの健康が大幅に改善したのだそうです。
あなたは1日にどれくらい感謝を感じているでしょうか?
何かをしてもらった時以外に感謝を感じたり、伝えたりしたのはいつですか?
日々慌ただしく過ごしていると、つい見過ごしてしまうことがありますが、私たちの周りは感謝できることで溢れています。
ぜひそれに気づき、感謝を感じ、伝えることをしてみましょう。

感謝を感じやすくなるワークをご紹介します。
感謝の対象は家族や周りの人はもちろん、自然や健康、お金、ご先祖様や宇宙など、枠にとらわれずに行うとやりやすいかもしれません。
ぜひ、どれか一つでいいので、今日から始めてみましょう。
自分の内側で変化が起きるのを感じられますよ。
また、口ぐせを変えるために、「ありがとう」を言い続けるのもいいですね。

パターンに気づく
私たちの行動と思考の8割以上は、パターンによるものだと知っていますか?
パターンというのは、習慣とも言えます。
例えば、いつも行く最寄り駅までの道は考え事をしていても自然とたどり着けるのではないでしょうか?
あるいは、お風呂に入って考え事に没頭し、「リンスを流したっけ?」となることはありませんか?

これらはどちらも、パターンとなっている行動のために、何も考えなくてもできてしまうことによっておきます。
同じように思考にもパターンがあります。
例えば、思うような結果にならない時、どんな捉え方をして何を感じるか、これもパターンになっていることがほとんど。
「あ〜、やっぱり私には向いてないのかも」
そう捉えて落ち込み、諦める、というパターンもあれば、「何がいけなかったんだろう?」と改善点に目を向け、「より良くしよう!」と再チャレンジするパターンもあるでしょう。

こうしたパターンは、自分にとっては息をするくらい当たり前のことで、気づきにくいのですが、何度も何度も同じパターンを繰り返すことでどんどん強化されます。
ですから、自信がなくなるパターンを持っている人は、強化されることでますます自信を失っていくのです。
こうした場合、変わるためには、自分がどんなパターンを持っているかを知ることからはじまります。
まずは自信を失いがちな場面を思い出してみましょう。
そしてそんな時、脳内では何が起こっているのかを観察してみます。

どんな言葉を使っているか、そのことをどう捉えているか。
自分は何にどんな反応をするのか、それを自分でわかるようにしておきます。
すると、同じような場面になった時に「これはパターンだ!」と気づけるようになるのです。
パターンは、気づきさえすれば、後は自由に変えることができます。
自分が自信を感じるために不要なパターンだと思えば、それは手放すことができるのです。

そのためにも、まずは自分を観察し、パターンに気づいてみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
自分に自信を持ち、信頼することができると、パフォーマンスは大きく変わります。
スポーツ選手が大舞台で最高のプレイをできるのは、自分への信頼があるからこそ。
「自分なんてまだまだです」と公然と言う選手が金メダル、なんて聞いたことがないですね。
私たちはスポーツ選手ではありませんが、
人生という大舞台でよりよく生き、幸せを感じられる景色を見るために日々を送っているのだとしたら、
特別なことをしなくても自分を信頼してあげられる心の土台は作っておきたいものですね。
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