嫉妬してる自分を責めてるあなたへ

嫉妬 マインド

誰かに嫉妬する時 「あれがほしい」 「こうなりたい」 「これができるようになりたい」 そんなことをすでに叶えている人を見た時、「うらやましい」と嫉妬心が湧いてくることはありませんか?

嫉妬はネガティブなことのように捉えがちですが、それは嫉妬心との付き合い方を知らないだけかもしれません。

もしあなたが嫉妬するたびに葛藤を感じているなら、その付き合い方を見直してみませんか?

嫉妬心はどこから湧くの?

うらやましい、悔しい、といった嫉妬心はどこから来るのでしょう?


実は嫉妬というのは昔からあり、歴史を動かす大きな出来事の奥には嫉妬心があるという人もいるくらいです。


そもそも日本人は土着の民族。


人との関わりが長いので、その中で妬みや嫉みも生まれやすいようです。


アメリカのように元々人の出入りや移動が多い国の民族は、長く付き合うってことがないから、嫉妬することは少ないそう。


でも、嫉妬しやすい日本人だからって言っても、誰にでも嫉妬するわけじゃないでしょ?


そもそも、相手が雲の上のような存在だったり、自分とは別世界の人だったり、立っている土俵が全く違っている人だったらどうでしょう?


きっと嫉妬心を抱くことはないように思います。

悩む

私の例をお話ししますね。


私は以前、ディズニーランドのレストランで働いていました。


入社してからは段階を踏んでトレーニングを受け、できる仕事の種類が増えていきます。


同期入社は多く、初めは皆同じようなペースでステップアップしていきますが、ある程度経ってくると、覚えの速さや要領の良さから、ステップアップのスピードに差が出てきます。


そんな中、私は比較的早かったようで、それを自覚してもいました。


なので、自分よりも早く新しい仕事を覚えている同期を見ると、「いいなぁ。私も早くアレを教わりたい!」と嫉妬していました。


また、元々はアトラクションで働きたいと思っていたせいか、アトラクションで働いている友人にも「いいな〜」と思っていたことがありました。


純粋に【うらやましい】という気持ちが強かった。


一方で、ディズニーランドの中であっても別の世界と思うものには「いいなぁ」とすら思わなかったんですよね。

柴田もとこ

例えばディズニーでは、ディズニーアンバサダーという親善大使が毎年選出されるのですが、こういった存在は雲の上の存在と思ってました。


だから、友人が応募してファイナリストまで残った時にはうらやましいとも思わず、ただただ「すご〜い!」と見ていました。


このように、嫉妬心が湧くのはその存在や立場などが自分のいる世界の中にあるからこそ、なんですよね。

うらやましいと思うのは自分に可能性を感じているから

ここまで読んで気が付いたかもしれませんが、私たちは「自分には無理」と思っていることや相手に対して嫉妬することはありません。


嫉妬心が湧いている時というのは、どこかで(潜在的であっても)「私だって」という気持ちがあるからこそ、なんですよね。


それは裏を返せば、自分には可能性があると感じているからこそ。


先程の私のお話でいえば、私はきっと、自分が所属していたレストランでもっと認められる!って思ってたんですよね。


それは「もっと認められたい!」という希望的観測も含めて。


その後、転職した職場では、子育てしながら時短で働く私より、どんどん仕事を任される男性社員を見て嫉妬していた時もありましたが、その時も「私だって時間に縛られずに働いたら、持ってできるのに」っていう想いがどこかにあったんだと思うんです。


だから、悔しいと感じるし、嫉妬する。


「私にもできるのに」と自分の可能性を感じること自体は、決して悪いことではない。


けど、湧いてくる嫉妬心が誰かを責めることにつながると、それは私たちを心地悪くさせますね。

?

「あの人のせいで」 「あの人が私を認めてくれないから」 「私がダメなんだ」 では、嫉妬心を感じても誰かを責めることなく、うまく付き合うことってできるのでしょうか。

嫉妬心とうまく付き合うには

「悔しい」 「うらやましい」 と思った時、多くの人がやってしまうのが、嫉妬した自分を責めてしまうこと。


「そんなことを感じる自分はダメだ」「嫉妬するなんてよくない」そうやって自分を責めてしまうんです。


でも先ほども書いたように、嫉妬するのは自然なことで、その感情を感じること自体は決して悪いことなどではないのです。


だからこそ、感じているその感情を無視したり、感じた自分を責めるのではなく、感じていることを受け取ってあげる。

手放す

「悔しいんだね」「うらやましいんだね」と友達の愚痴を聞くように、そっと寄り添って、そこには一切の評価を入れず、ただただ受け取るだけ。


私たちは「いい」「悪い」と白黒つける考え方をしてきた時間が長かったので、気づかないうちにそんなジャッジをしてる。


『二元論』とも言われるこれは、大陸の考え方。


でも、日本人って元々は『一元論』なんです。


いいも悪いもなく、どちらも「ただある」と受け入れるのが日本的。


今はだいぶ、欧米の考え方に影響を受けて入るけど、それでもしっくりとこなかったり、どこかでうまくやっていけない。


嫉妬が日本人特有のものなら、上手く付き合うのも日本人らしさが必要なのかもしれません。


そんな意味でも、まずは嫉妬心=嫌なもの、悪いもの、というところから一歩離れて、自分の中に湧いてきた感情を受け取ってみませんか?

まとめ

今回は嫉妬という、ちょっと距離を置きたくなるようなテーマについて書いてみました。

嫉妬というと、ちょっと避けたい感じがするかもしれませんが、「くやしい」というくらいなら、それは成長の原動力になることもありますね。

どんな感情も必要だから湧いていて、それをどう捉えてどう生かすかは自分次第。

忌み嫌うより上手く付き合って、自分で自分をごきげんにしてあげる力を高めていきたいですね。

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